男の育児休業職人(公立学校教員)

男性育児休業の現実・充実した日々の過ごし方を発信をします。

ある先生の一日①

みなさんこんにちはKYUKATORO(休暇取ろう)です。

今回は小学校のある先生の一日を紹介していきます。

先生といっても色々な先生がいるので他の記事と比較しながら参考にしてください。

 

先生の勤務時間は?

先生(地方公務員)の一般的な勤務については以前の記事で紹介しました。

ぜひこちらもご覧ください。 

kyukatoro.hatenablog.com

 

ある先生(小学校勤務)の一日

 

06:00 起床・準備

06:30 出勤

07:00 職場到着

    前日の残り仕事・机に置かれた書類の整理

07:30 校門立哨(あいさつ運動)

08:00 教室で子どもたちの迎え入れ

08:15 職員室で打ち合わせ

08:25 委員会の生徒を集めて作業の指示

08:35 朝の会

08:45 1時間目(算数)

09:30 休み時間(宿題チェック)

09:40 2時間目(社会)

10:25 休み時間(宿題を忘れた子の個別指導)

10:45 3時間目(体育)

11:30 休み時間(体育片付け)

11:40 4時間目(家庭科)

12:25 給食準備

12:35 給食

12:45 片付け指導

12:55 給食最終片付け

13:00 読書タイム(授業準備)

13:10 掃除

13:30 昼休み(外で鬼ごっこ

13:50 5時間目(理科)

14:35 休み時間(休んだ子の連絡帳)

14:45 6時間目(総合)

15:30 帰りの会

15:45 下校指導

16:00 テストの採点

16:15 次の日の授業準備

16:45 職員室で事務作業

17:45 退勤

 

ざっとこんな感じです。この日は音楽や書写などほかの先生が行ってくれる授業が一つもない、「空き時間ゼロ」のひでした。

 

注目ポイント1  勤務時間が時間が長い

基本の勤務時間は08:15~16:45(08時間30分)※休憩時間含む です。

本日の勤務時間は07:00~17:45(10時間45分)です。

 

ざっくり2時間15分の超過勤務ということになります。

 

2時間15分の超過勤務を1カ月の勤務日(約20日)に換算すると

1カ月あたり45時間の超過勤務になります。

 

法改正のポイント 

時間外労働(休日労働は含まず)の上限は、原則として、月45時間・年360時間となり、臨時的な特別の事情がなければ、これを超えることはできなくなります。

 臨時的な特別の事情があって労使が合意する場合でも、
・時間外労働 ・・・年720時間以内
・時間外労働+休日労働 ・・・月100時間未満、2〜6か月平均80時間以内とする必要があります。

 原則である月45時間を超えることができるのは、年6か月までです。

 法違反の有無は「所定外労働時間」ではなく、「法定外労働時間」の超過時間で判断
されます。

 ⼤企業への施⾏は2019年4月ですが、中⼩企業への適⽤は1年猶予され2020年
4月となります。

厚生労働省 時間外労働の上限規制わかりやすい解説より

 

これより、月45時間の残業は、労働基準法ギリギリの勤務時間ですね。

 

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注目ポイント2  実際、休憩がない

書類上の休憩時間は

13:30~(昼休み) 15分間  子どもたちと鬼ごっこ

16:00~      30分間  次の日の授業準備

 

となっています。

「子どもたちと鬼ごっこ」「次の日の授業準備」を行うと

休憩時間が無くなってしまうのです。

教師がすべき本来の仕事はいつすればいいのでしょう。

 

 

このように先生の仕事って結構忙しいのですね。

子供のころ、職員室に行くと、コーヒーの匂いが漂っていた記憶がありますが

実際のところ、勤務時間中にのんびりコーヒーが飲めるのは、教頭や校長先生くらい

だと思います。

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中学校の勤務になるとまた少し変わりますので、またお知らせしようと思います。

では。最後までご覧いただきありがとうございました。