男の育児休業職人(公立学校教員)

男性育児休業の現実・充実した日々の過ごし方を発信をします。

【世間は冷たい】育休とります!! 校長の反応

こんにちはKYUKATORO(休暇とろう)です。

今回は私が育休取得を宣言した時の所属長(校長)とのやりとりについて紹介します。

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良い反応ももちろんありましたが、

やはり育児休暇に対する考えはまだ浸透していないと思うような反応も多々ありました。

 

 

 いろいろなことを想定してできる限りの対策はしました。しかし世の中そんなに甘いものではありませんでした。

kyukatoro.hatenablog.com

 

 

校長とのやりとり

 

取得希望日の10カ月前(6月)

私「失礼します。」

長「どうしたの。」

私「実は育休取得を考えていまして…」(子供が生まれることは報告済み)

長「ほうほう。いつから。」

私「できれば、生まれたタイミングから取得したいのですが、担任もありますし、3月までは責任もって働きます。そして4月から8月まで育休を取得させてください。」

長「なるほど。それは良いことだと思います。私も色々調べてみます。」

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取得希望日の4カ月前

私「失礼します。」

長「育休の件ですが、現状、代わりの講師が見つかっていません来年の担任が足りないのです。」

私「そうですか…」(おい。だから早く言っただろ!!)

長「もし見つからなかったら、働いてもらうことは可能ですか。」

私「(マジか)…検討します。」

長「おねがいします。」

 

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取得希望日の3カ月前

私「失礼します。」

長「例の件だけど、考えてくれてかな

私「やはり少し難しいです。もともと9月から取得したいものを4月まで伸ばしたのに、これ以上は家族への負担が大きいです。」

長「実は講師がまだ見つからなくて…一学期間というのがネックで…」(じゃあ1年取ったのに。先に言ってよ!!)

私「学校の皆さんにご迷惑をおかけするのは本当に申し訳なく思っています。すみません。」

長「状況が変わればお伝えします。」

 

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それから2週間に一度くらいのペース

 校長室に呼ばれ説得を受ける

長「講師がいません

 「いても良い人材がいません

 「このままだと教頭まで担任をもつことになります」

 「この次も講師不在が考えられます

私「(学校事情は理解しつつも答えはノー)」

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私の主張としては

このタイミング(一番子育てが大変な時期)で取得しないと意味がない」

「育休取得は自分の中でずっと前から決めていた目標である」

「学校の皆さんには本当に申し訳ない。」

「なぜ講師がいないのか。(10カ月も前に言ったのに~)」

 

 

 

 

 

 

 

取得希望日の1カ月前

私「失礼します。」

長「何とか講師が見つかりました。」

私「それは良かったです!!」

長「書類が必要ですので詳細は教頭に聞いてください。」

私「はい。すでに調べて準備してあります。」

長「…そうですか。」

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大まかにこのような流れでした。

なんともすっきりしない雰囲気の中、育休取得にこじつけました。

気持ちよく送り出してくれるような雰囲気ではありませんでした。

 

私自身も職場に多大なる迷惑をかかけることはわかっており同僚の皆さんに負担が偏ることもわかっていました。それがゆえに育休取得を何度も悩みました。

 

自分の家族と同僚を天秤にかけることは思ったほど容易ではありません

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もちろん家族は大切ですし、同僚も大切な仲間です。

 

どちらにも負担をかけることは良いことではありません

 

育児休業を取得したのは家族のほうが大切だったからとは思っていません同僚も私にとってとても大切な存在だからです。

 

 

ですから私はこの休業中にも自分のスキルを高め、復帰後に職場に還元したいと考えています。

 

復帰後に「育休とらせて良かった」と校長や同僚に思っておらえるよう日々励んでいきたいと思っています。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。