先生は夏休みに何してる?
こんにちはKYUKATORO(休暇とろう)です。
今回は夏休みに先生たちが何をしているのか現場の教師がお伝えします。
基本のスタンス
- 平日は毎日勤務日(お盆期間も)
- 休みたいときは、休暇と取得する
- 家族休暇(夏季)が5日もらえる
- 休日出勤(部活動)は4時間で3000円くらい
やらなきゃいけないこと(優先順)
- 諸帳簿(しょちょうぼ)
- 部活指導
- 校外からのクレーム対応
- 研修
- お祭り視察
- 放課後クラブ視察
- 掃除
- 修繕
- 授業準備
- 諸帳簿(しょちょうぼ)
児童生徒の出席の記録、給食の食数、授業数のカウント、授業の記録、学学級の報告書、部活動の活動記録、委員会の活動記録、必修クラブの活動記録…
とたくさんの書類があります。難しい書類ではありませんが数が多いからとにかく面倒です。印鑑押しまくります。
- 部活指導
真夏の暑い中部活動の指導をします。自分の好きな種目ならともかく嫌いな種目でも基本断れません。「暑いなー。早く終われよ。」と思ってけがのないよう監督します。中学校の大会の審判や役員として召集されることもあります。やらないと『もっと部活動やってください。』と保護者からクレームが来ます。毎日だらだらず~っと続くカンジが苦痛です。去年はコロナのおかげでやらずに済みました。
- 校外からのクレーム対応
『○○公園で、生徒(児童が)××してます。』と学校に連絡が入ります。公園に向かい指導します。「そのくらいで電話してくるなよ」「自分で注意しろよ」「学校じゃなくて親とか警察に電話しろよ」と思いながら対応します。
『○○君がネットで××についての投稿をしています。』と保護者から連絡が来ます。該当の子の保護者と連絡を取り、本人を指導します。「ネットの話は家庭でやれ」「学校関係ないだろ」と思いながら対応します。
- 研修
自分の持っている科目の研修や研究発表会、市町村内の部会(会議)に出席します。良い話や、学びになることもありますが、その時間で教育書を読んだほうが勉強になります。研修を受ける側ならまだしも、する側(講師)にされるとその準備に追われます。
- お祭り視察
- 放課後クラブ視察
学校の生徒(児童)がお世話になっている活動や機関に顔を出し、あいさつをします。夏休みの夜7時から、自分の住んでいない地区のお祭りに顔を出すことの何が楽しいのでしょう。「教員じゃなくて保護者があいさつすればよいでしょ」と思っています。昨年度はコロナのおかげで助かりました。
- 掃除、修繕
2学期からスムーズに授業ができるように教室の汚れているところをきれいにしたり、壊れているところの修理をします。業者が入ってくれることもありますが、やれることは教員がやるって感じです。近年はエアコンの掃除が大変です。備品点検と言って学校中にある備品が帳簿通りあるかどうかを確認します。灼熱の体育倉庫やプールの備品点検はマジ死にます。「それ外注したらよくね??」ってことが多くあります。
- 授業準備
2学期に向けての授業準備をします。一番大切な仕事ですが優先順位は低く、後回しになります。結局できずに夏休みを終えることがあります。
(番外編)夏休み後の宿題チェック
2学期の授業の始まるというのに宿題の山がどっさりと提出されます。マジでげんなりします。多くの先生が「夏休みの宿題なんかなくなればよい」と思っています。
まとめ
いかがでしたか?夏休みは暇そうな教師ですが意外と忙しく過ごしています。子供たちが登校している期間はなかなか休みの取りづらい教師ですが、夏休みも休めるわけではありません。教師の年休取得率も非常に低く、忙しさを理由に去っていく先生たちも多くいます。
最後まで読んでいただきありがとうございました。