世の中から追放された日
こんにちはKYUKATORO(休暇取ろう)です。
本日はいつもの内容とは大きく離れますが、
私が世の中から追放(隔離)された日についてお話します。
ある日、妻と息子が車で実家に出かけました。別にケンカして…とかではありません。
子ども(0歳)を車のチャイルドシートにのせ、妻が運転席に乗り込み、
私はその車を見送りました。
さて家で何しようかなと思いながら玄関のドアを開けると、
鍵が開きません。
(ちなみに我が家はオートロックです。鍵をもっている人が近づき、ボタンを押すと鍵が開きます。)
ポケットに手をやり
家の鍵を探します。
これはまずい!!
鍵は家の中に置いてあり、ポケットに鍵はありません!!
これはまずい!!
早く妻を呼び戻さねば!と思い、
急いでポケットの携帯電話(スマホ)を探します。
これはまずい!!
急いで道に飛び出し、出ていった車に手を振り、アピールします!
「お~い!緊急事態だ!鍵がない!!!」
大きく息を吸い込み、おなかの中からそう叫び…
…たいのですが、この年になるとご近所さんの目も気になるし、
声が出ません…
妻の運転する車はクラクションをプップッと鳴らし(いつもの習慣)走り去っていきました。
車を見送ってから、ここまで20秒…
しばらく途方に暮れます。
妻が帰るまで早くても3時間…
外は雨が降り出します。
ザーザーーーーーザーーーーーーーーー。
どうしよう…
どこかの窓が開いているかも!!
家の周りを徘徊(完全に怪しい)してドアを触ります。
すべて完全に施錠され、防犯対策ばっちりです!!
はい。
濡れました。
ちなみに格好は部屋着のTシャツ、部屋着の短パン、長ぐつです。
外に長男が置き去りにした子供用傘(モンスターズインクのマイク)をさします。
もう変人です。
手段をすべて尽くしました。
現在の世の中においてスマホ、現金、マスクを失った大人など、
この世のものとして扱ってはもらえません。
何も生み出すことのできないただのこの世のお荷物です…
家の前を通り過ぎる車に助けを求めようとしても、
こんな変人のために助けてくれる人などいません。
妻に電話しなくては…
私の出した選択肢は
①公衆電話に行こう!
→お金ない、10円で何秒話せるの?
②コンビニで電話借りよう!
→マスクない。=危険人物
③近くの小学校で電話借りよう!
→そんなのはずかしい=無駄なプライド
④お隣さんに電話借りよう!
→末代までの笑いもの=無駄な子孫への配慮
⑤ガラスを破壊しよう!
→あと先を考えない馬鹿者
迷った挙句④を選択しました。
隣の家にピンポン…留守
その隣にピンポン…「はい。」
本当にやさしいご近所さんで事情を説明したら、快く携帯を貸してくれました。
世の中は平気な顔をして人間を追放します。
しかし追放された人間を救う神もちゃんと存在しました。
ありがとうございました。
なによりもご近所さんを在宅勤務にしてくれている会社のみなさん。
もう最高です。。。